学資保険は貯蓄重視か保障重視か

学資保険は、「貯蓄重視型」の保険と、「保障重視型」の保険とに分けられます。
学資保険に入る目的は、重点は貯蓄か保障どちらにおくのか、郵便局や保険会社の商品を検討する前に、検討しましょう。
子供の教育費の確保、子供のケガ、入院、手術などに対する備えや、親に万一があった場合の保障などが子供のために保険に入る目的ではないでしょうか。
教育費の確保をする場合は、幼稚園、小学校の入学から大学入学時まで、祝い金を受け取ることができる貯蓄重視型学資保険です。
一番教育費がかかる大学入学時のための保険でしたら、祝い金は受け取らないで据え置きにしておくと、祝い金に利息も付きますのでいいですね。
子供や親の万一の場合を考えた保障に重点をおく場合は、保障重視型の学資保険ですね。
保障重視型には、契約者の親の死亡や、高度障害者になった場合に、育英年金として契約の満期月まで、毎月保険金を子供に支払われるタイプが多くあります。
育英年金など、いろいろな保障を特約で付加できる保障重視型の保険が多くあり、特約を多く付加するほど保険料が高くなりますので、必要な保障だけを付加するようよく検討しましょう。
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学資保険と児童手当

子供のための学資保険には、保険会社によっていろいろなタイプの学資保険があります。
保険料の支払い期間が極端に短い5年満了や大学進学時に1000万円受給できるタイプの保険など、いろいろ特徴のある学資保険がそろっています。
ユニークなプランで、児童手当を活用する学資保険がとても人気があります。
児童手当は、国から一定の金額を養育費のサポートとして、受け取ることができる制度で、2006年の改正により、以前の小学3年生までから小学6年生までの子供が対象となりました。
世帯主の所得額や、扶養人数によって受給制限がありますが、子供1人あたり月額5000円、3人目以降は、1人あたり1万円受け取ることができます。
子供の将来の教育費として、児童手当を毎月貯金している人も多いようですが、児童手当を活用して3才までは月1万円、12才までは月5000円の保険料を支払う学資保険に人気があります。
毎年所得が変わるため、児童手当は1年ごとに申請が必要ですので、忘れずに申請する必要があります。
子供の養育費として支給される児童手当、生活費として使わずに、子供のために残してあげることがいいですね。

学資保険の祝い金と給付金

学資保険で最も良く使われる言葉が「祝い金」と「満期金」です。
満期金は契約満期に保険会社から支払われるお金で、祝い金とは満期までの間の幼稚園や小中学校入学など、進学時の節目に支払われるお金を言います。
保険会社に預けておく制度に「据え置き制度」があります。これは節目に支払われる祝い金を受け取らないで保険会社に預けておくシステムです。
据え置き制度にした場合には、保険会社によって利回りは違いますが、預けたお金に利息がつきます。
銀行の定期預金より利息がいいところが多いようです。
学資保険の中で、医療保険などの付いた保障型の学資保険で良く使われる言葉に「給付金」があります。
給付金は親や子供のケガ、入院、手術をした場合に、保険会社から見舞金として支払われるお金のことです。
最近は、貯蓄と保障の両方を兼ね備えたプランの学資保険が多く保険会社から販売されていますので、給付金という言葉を使う機会が多くなっていますね。
「特約」という言葉は、保障型の保険で使われ、契約する保険にはない、特別な保障を付加できる契約のことですが、特約をつけることによって保険料が高くなります。

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